■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 日本代表 4ー0 台湾代表(16日、東京ドーム)
井端弘和新監督(48)が率いる侍ジャパンは、初戦の台湾戦で完封勝利。17年の前回大会に続く連覇に向け白星スタートを切った。
先発の赤星優志投手(24、巨人)は4回2/3(72球)を投げ、3安打無失点。打線は5回までパーフェクトに抑えられるなど苦しんだが、0-0で迎えた7回に森下翔太(23、阪神)が“侍ジャパン1号”で先制すると、終盤9回に打者一巡の攻撃で得点を重ね突き放した。投手陣は5人による完封リレーを決め、台湾打線を3安打無得点に封じた。
赤星の立ち上がりは1回は3者凡退、2回は1死でヒットを許したが後続を抑え二塁を踏ませず。4回はヒットと四球で2死一・二塁としたが、続く打者を二ゴロで切り抜けた。
打線は台湾先発の右腕・コリン エイヨウ(23)に対し、1回は3者凡退。2回も4番・牧秀悟(25、DeNA)が二ゴロ、佐藤輝明(24、阪神)が見逃し三振に倒れるなど古林を打ち崩せず、3人で抑えられた。さらに3回から5回までひとりの走者も出せず、沈黙が続いた。
5回の赤星は、先頭打者を空振り三振に仕留めるが、内野安打と二ゴロで2死二塁に。この回も得点圏にランナーを背負い、赤星はここでマウンドを降りた。代わった2人目・及川雅貴(22、阪神)がフルカウントから空振り三振に抑え、火消しに成功。6回は根本悠楓(20、日本ハム)は2者連続の空振り三振など3人で退け、打線の反撃を待つ。
後半の打線は6回、1死で門脇誠(22、巨人)がチーム初ヒットとなる二塁打を放ち、2死三塁のチャンスを作るが、岡林勇希(21、中日)が空振り三振。
◆森下の豪快弾で待望の先制点
7回は先頭・小園海斗(23、広島)がヒットで出塁するが盗塁死。だが、続く森下が2球目の高めストレートを振り抜き、レフトスタンドに叩き込むソロ本塁打で先制点を挙げた。森下は日本シリーズで新人記録の7打点をマークしチームの日本一に貢献。12日の広島との強化試合でも本塁打を放ち、この日も存在感を示した。
さらに9回はその森下から3者連続ヒットで1死満塁のチャンスに。ここで万波中正(23、日本ハム)の遊ゴロ間で2点目を奪うと、続く坂倉将吾(25、広島)、門脇の連続タイムリーで4-0とリードを広げた。
投手陣は7回も続投の根本が3人で抑え、8回の桐敷拓馬(24)も3者凡退。9回は田口麗斗(28)が1死で四球を与えるが後続を抑え、盤石の“零封リレー”でゲームセット。井端監督は国際試合初陣を勝利で飾った。
今大会は日本、台湾、韓国、オーストラリアが参加。総当たり戦の1次リーグを戦い、19日に決勝、3位決定戦が行われる。
■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
11月16日 台湾vs日本 @東京ドーム
11月17日 日本vs韓国 @東京ドーム(19:00)
11月18日 豪州vs日本 @東京ドーム(12:00)
11月19日 3位決定戦(11:00)・決勝(18:00)














