■FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選 日本代表ーミャンマー代表(16日、パナソニックスタジアム吹田)

2026年開催の北中米W杯のアジア2次予選がスタートした。日本代表(FIFAランク18位)はホームでミャンマー代表(同158位)と対戦し、上田綺世(25)が代表初のハットトリック、鎌田大地(27)の1年2か月ぶりの得点、堂安律(25)のゴールなどで5対0と快勝した。

8日の代表発表後に前田大然(26)、川辺駿(28)、伊藤敦樹(25)、古橋亨梧(28)とケガで代表を辞退。さらに前日15日には三笘薫(26)も離脱した。ミャンマー戦に臨む日本代表のスタメンはGKに大迫敬介(24)、DFは中山雄太(26)、町田浩樹(26)、谷口彰悟(32)、毎熊晟矢(26)、MFは鎌田大地(27)、田中碧(25)、相馬勇紀(26)、南野拓実(28)、堂安律(25)、FWは上田綺世(25)、トップ下に南野、三笘の抜けた左サイドには相馬を起用した。久保建英(22)はベンチスタート。

日本は前半から5バックで守りを固めてきたミャンマー守備陣に襲い掛かり、三笘に代わって左サイドに入った相馬のクロスに南野がヘディングシュートもゴール左に外れた。

前半11分、7バックとさらにラインを固めたミャンマーディフェンスに対し、中央でボールを持った南野が柔らかい浮き球で上田へ。これを上田がゴール左隅にヘディングで押し込み日本が先制点を奪った。上田は6月15日のエルサルバドル戦以来、代表3ゴール目となった。

守りを固めるミャンマーに対し、前半19分には町田が左足の強烈なミドルシュート。これはキーパーがパンチング。21分には上田がドリブルで切り込むとミドルシュートもゴール左に外れたがミャンマーディフェンスに驚異を与えた。

すると28分、田中から鎌田への縦パス、ミャンマーディフェンスがプレッシャーに来ないと左足のミドルシュート。ゴール右隅に叩き込み2点目、鎌田は代表では約1年2か月ぶりのゴールとなった。

前半終了間際には右サイドの堂安から上田にスルーパス、角度のないところからゴールに流し込み3点目を奪った。

3対0で折り返した日本は後半開始で11月13日に追加招集された佐野海舟(22、鹿島アントラーズ)が代表デビューとなった。開始早々に相手の攻撃起点を潰すディフェンス、さらにこぼれ球をボレーシュートと積極的な攻撃も見せた。

日本代表は後半5分、町田のパスから南野、そして最後は上田と繋ぎ4点目。上田は代表初となるハットトリック、代表では2021年6月15日のオナイウ阿道以来、3年5か月ぶりのハットトリックとなった。

後半35分にはキーパーの前川黛也(ヴィッセル神戸)が代表デビュー、父は元日本代表の前川和也氏、史上2組目となる親子での日本代表となった。

そして後半41分、守田からの浮き球のパスを堂安が左足で柔らかくトラップするとゴールに流し込み日本代表は5点目。堂安は6試合ぶりのゴールとなった。

ケガ人続出の日本代表だったが新戦力もいい動きを見せ、選手層の厚さを見せつけた森保ジャパン、5得点と快勝し初戦を白星。すぐに次戦のサウジアラビアに移動し、21日にシリア戦を迎える。


【FIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選】
11月21日(火)vsシリア代表(A)@ジッダ(サウジアラビア)
■2024年
3月21日(木)vs北朝鮮代表(H)@未定
3月26日(火)vs北朝鮮代表(A)@未定
6月 6日(木)vsミャンマー代表(A)@未定
6月11日(火)vsシリア代表(H)@未定
※(H)ホーム、(A)アウェー