あと1か月半ほどで2024年を迎えます。書店や雑貨店で来年の手帳が並ぶ様子を見かけるようになりました。デジタル時代だからこそ「紙に書くこと」が改めて注目されているようです。

「手帳売り場には、手に収まるサイズから大きめのものまで、さまざまな種類がそろっていて、見ていると迷ってしまいそうです」

鹿児島市のハンズ鹿児島店では9月頃から手帳を入荷していて、今の時期に、種類も豊富になっています。気になる最近のトレンドは?

(ハンズ鹿児島店 松本美紀さん)「トレンドはログ・ダイアリー。日記をつけたり、アイデア手帳など、自分らしさを自由に表現と記録することができますので、ログ・ダイアリーが人気となっています」

ログダイアリーは記録する「ログ」と日記の「ダイアリー」を組み合わせたもので、予定だけではなく、その日の出来事や思いついたことを書き留めておく手帳です。

スマートフォンなどデジタルでのスケジュール管理も進む中、「紙に書く」という行為が見直されているそうです。

(YouTuber ゆず店長)「手帳だと1冊にまとまったり、1年間の分もまとまっているので、あの時どうだった?という時に付随していろんな情報を拾ってくることができるので、自分を管理するという意味だったらアナログのほうが便利なのかなと」

鹿児島市在住のYouTuber「ゆず店長」。およそ1万8000人のチャンネル登録者がいます。これまでに使った手帳は100冊以上。
今のトレンド「ログダイアリー」と同じように自分好みにカスタマイズしたシステム手帳をメインに、「旅先など出かけた際の記念用」や「こどもの成長を記す育児用」などを使い分けています。

(YouTuber ゆず店長)「それぞれ環境だったり、お仕事も違うし、家庭の家族の人数も違ったりすると思うので、そこが大事なのかなと」

学生だった12年前、アルバイトのシフト管理で手帳を使い始めたゆず店長。体調を崩したことをきっかけに、手帳に1日の出来事を振り返り、楽しかった事やマイナスだったことも含めて、自分の字で書くことで「気持ちが整う」ことに気づいたと話します。

(YouTuber ゆず店長)「自分の文字で見ると、すごく自分の思考が整理されるというか。心の中にたまっていることだったりとか、ちょっと気になったけど今すぐすることじゃないからいいかとか。そういう積み重ねを書きだして外に出すと、結構余裕が生まれたり、自分が整っていく感じがある」

スケジュール管理だけに留まらない手帳の楽しみ方。来年はどんな1年にしようか?来年はどんな発見があるのか?自分なりの手帳選びで、新たな1年のスタートに備えるのもいいかもしれません。