「年を取ってもすてきでいられる」国の有形文化財のなかの『美容室』

続いては青森県弘前市の中心街の一角にあるこちらの豪邸。中は大理石の腰壁やドイツ製のカラフルなタイル、鮮やかなステンドグラスで彩られ気品が漂います。

須崎蓮記者
「まるで西洋のお屋敷のような内装ですが、実は美容室なんです」
この建物は旧津軽銀行の頭取を務めた高谷英城氏によって昭和9年=1934年に建てられた旧高谷家の別邸です。2012年には歴史的景観に寄与しているとして国の有形文化財に登録されました。現在は弘前市の企業が所有していて、美容室「Vintage premium」は有形文化財へ登録された10か月後に賃貸契約を交わしてオープンしました。

BAMsalon Vintage 山打薫さん
「ヴィンテージという名前で『年を取ってもすてきでいられる』そういうコンセプトのもとにぴったりだということで大家さんに直談判をしてお願いしたら見事OKをもらった」