日本経済の回復に急ブレーキです。今年7月から9月までのGDP=国内総生産は、3四半期ぶりのマイナス成長となりました。最大の要因は個人消費の落ち込みです。
横浜市内にあるスーパー。店頭に並べられていたのは、この日の「特売品」です。
スーパーセルシオ和田町店 久保田浩二さん
「店頭の目立つところには、お客さんがまずは買いたくなる商品」
通常249円の食パンが、この日は169円に。仕入れ値が上がっても、特売品だけは利益を度外視した価格に設定。定価が110円以上の菓子パンを、99円で毎日販売する特設コーナーも作っています。
なぜ、ここまで価格にこだわるのでしょうか。
スーパーセルシオ和田町店 久保田浩二さん
「(財布のひもが)緩くなっていない中では、やっぱり価格を抑えて販売せざるを得ない。(客が)手にとってくれる値段まで(価格を)下げる。そこはもうしょうがない」
食料品などを中心に続く物価高。その影響で、消費者の「節約志向」や「買い控え」が急速に進んでいるのです。
利用客
「シンプルに経済的にきつい。(スーパーで)鶏胸肉を買って切って、会社で温めてお米少しみたいな」
「果物が高くて買えなくてお菓子になってしまうんですけど、できれば果物を(子どもに)食べさせてあげたい」
「オムライス(の回数が)減った」
「減ったねー。卵は本当に減りました」
こうした個人消費の落ち込みが、日本経済の足を引っ張っています。
きょう発表された、今年7月から9月までのGDP=国内総生産は年率換算で2.1%の減少。個人消費の低迷などで、3四半期ぶりのマイナス成長となりました。
こうした状況に、店頭価格を何とか抑えようと、店側も卸売業者とギリギリの交渉を行っています。
スーパーセルシオ和田町店 久保田浩二さん
「(店頭価格は)299円までかな…」
交渉していたのは、カップ麺の仕入れ値。人気商品のため、店側は1円でも安く売りたいと主張。
卸売業者
「10円引いても(購入してもらうのは)きついですよね?」
スーパーセルシオ和田町店 久保田浩二さん
「まあギリギリです」
交渉の結果、最初の提示価格より10円安く仕入れることができました。
スーパーセルシオ和田町店 久保田浩二さん
「何十円何十円の値上がりの積み重ねが、やっぱり家計には響く部分だと思う」
日本経済の回復には、物価高を超える賃上げと個人消費の力強さを取り戻すことが必要になります。
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