国内最大のツルの越冬地・出水平野で14日、絶滅危惧種に指定されている珍しいツル・「ソデグロヅル」が確認されました。

14日午前6時半ごろ、出水平野のマナヅルに混じってエサをついばんでいる1羽の白いツル。広げた翼の先、そでの部分が黒い「ソデグロヅル」です。ここ数日の寒気に乗って、大陸からやって来たとみられています。

世界で3500羽から4000羽ほどしかいないとされる絶滅危惧種で、クレインパークいずみによりますと、出水平野で確認されたのは3シーズン連続です。

ソデグロヅルを撮影しようと、カメラを構える人たちの姿が見られました。

(撮影していた人)
「満足しています。(Q.今年いいことがありそう?)あるかもしれないですね」
「横浜から来た。偶然だが、よかった」「ナベヅルを撮りに来たんですけどね」

出水平野では先月17日から越冬するツルの飛来が始まっていて、今シーズンは、マナヅル、クロヅルなど6種類のツルが確認されています。