税金を滞納していた問題をめぐり、神田前財務副大臣を事実上更迭した岸田総理。内閣改造から2か月で副大臣・政務官3人が辞任したことに、与党内からも厳しい指摘が相次いでいます。

辞任から一夜明け、神田前副大臣は改めて、税金を滞納していた問題について陳謝しました。

神田憲次 前財務副大臣
「税金を一時滞納してしまったこと、これはですね、本当に断腸の重いですし…、お詫びを申し上げなきゃならないと感じております」

今後については、「反省の上に立って、一議員の立場から国家のために一生懸命精進していく」と話し、議員辞職しない考えを示しました。

これで、1か月足らずの間に副大臣と政務官3人が辞任したことになります。自民党の森山総務会長は…

自民党 森山裕 総務会長
「3人続けて辞任をされるという極めて異常な状態になっております。遺憾な形になっていることは、国民の皆さんに対しても大変申し訳ない」

今の状況を「極めて異常」だと指摘し、「1日も早く信頼回復に努めることが今は大事だ」と話しました。

さらに与党の幹部からも…

自民党 梶山弘志 幹事長代行「大変遺憾なことであり」
自民党 高木毅 国対委員長 「大変遺憾」
公明党 山口那津男 代表  「大変遺憾です」

「遺憾」の大合唱。また、辞任が相次いだことだけではなく、神田氏の更迭を決断したタイミングについては…

自民党 梶山弘志 幹事長代行
「やはり早めにこういうものは決着をするべきだと思っております」

自民党内からは「なぜ先週、報道が出た時点で判断しなかったのか」「納税をお願いする立場で滞納なんて最初からアウトだ」などと、岸田総理の対応の遅れを指摘する声もあがっています。

そんな中、閣僚の1人がけさの閣議で岸田総理から、「“国民の信頼を回復”するよう指示があった」と明らかにしました。

松村祥史 国家公安委員長
「(岸田総理から)『なお一層、こういう時こそ一致結束して頑張らねばならない。国民の信頼を回復せねばならない』とこのような指示が出たところです」

報道各社の世論調査で内閣支持率が政権発足以来、過去最低を更新するなか「一致結束」して、打開策を見出すことはできるのでしょうか。