交通事故にあって大けがした時に 命の尊さを書きたいなと
もともと、外資系の大手IT企業に勤め、宮崎市のカスタマーセンターでセンター長を務めていた高山さん。

今から7年前の2016年、転機が訪れます。
加藤沙知アナウンサー(以下、加藤AN)
(小説を)書かれるきっかけは、どういったことだったのですか?
高山 環 さん
事故ですね。
交通事故にあって大けがした時に、あたりまえのことなんですけど、「命ってほんとに有限なんだな」と、「長くても短くてもいつかは命ってなくなるんだな」と、命の尊さを書きたいなと

高山さんは、マラソンの練習中に車にはねられ、そのまま300メートルも引きずられるという大事故にあいました。
重傷を負ったことで、ある思いがこみあげてきたといいます。

高山 環 さん
ちょっとしたことで人って人生変わるんだなと、ちょっとずれれば亡くなってしまう、人生が終わってしまうんだなというのを改めて知って、だったら自分の子どものころからの夢である小説家を1回真剣に目指してみようと、1回やってみようと思って、20年働いた会社を辞める決意をしたんです
