伊那市の中学生が、今年も地元に伝わるトウガラシを収穫しました。

トウガラシは、地元で人気というラー油の原料になります。


収穫をしたのは、伊那市立長谷(はせ)中学校の全校生徒31人です。

中学校では、遊休農地の活用などを学ぶ総合学習で2017年から地元に伝わる「八房(やつふさ)トウガラシ」を栽培。


そのトウガラシを使ったラー油「長谷(はせ)の太陽」は今では地域の名物になっています。

およそ2000本の苗を植えた今年は少雨などが影響して、実ったのは例年の7割ほど。

それでも、真っ赤なトウガラシを収穫する喜びはひとしおです。

生徒:「今年は数が少なかったが、立派に育ってくれてよかった。このトウガラシで、地域ができるだけ明るくなればいいなと思って育てた」

生徒:「伝統を崩さないように一からしっかりと作りたいなと思ってやっていた/いろいろな人に知ってもらえるラー油になってほしい」


トウガラシは、数か月乾燥させてから地元で作っているラー油の原料として使われ、ラー油は市内のスーパーや道の駅で販売される予定です。