2019年の台風19号被害を受け、宮城県丸森町の国道349号線で建設される3つのトンネルのうち最後のトンネル工事の安全祈願祭が行われました。

丸森町の丸森第2号トンネルの工事現場では、町の職員や工事関係者らが神事を行い工事の安全を祈願しました。

丸森町の国道349号線は、2019年の台風19号の豪雨で近くを流れる阿武隈川が氾濫し、甚大な被害を受けました。このため国は耕野地区から大張地区までのおよそ8キロの区間を山側に移設する計画で、区間内に3つのトンネルを整備します。このうち最後の着工となる丸森第2号トンネルは全長257メートル、幅6メートル、片側1車線です。

宮城南部復興事務所 堀井一保所長:
「自然災害に強い安全な道路が出来上がりますので、通行の安全性が確保されます。交流人口が増えたり、観光が増えたり、色々な面でプラスになると思います」

丸森第2号トンネルの工期は来年5月29日までで、国や県は早期の開通を目指したい考えです。