5年前に亡くなった長崎の被爆者・谷口稜曄さんにスポットを当てた映画「長崎の郵便配達」の試写会が29日夜、長崎市で開かれました。


全国に先駆けて長崎市で開かれた試写会には県内の高校生ら97人が招待されました。「長崎の郵便配達」はイギリス人の女性が被爆者・谷口稜曄さんを取材した父の足跡を辿る中で、核兵器廃絶や平和についての考えを深めていくドキュメンタリー映画です。谷口さんの体験を通じて戦争の恐ろしさを伝えています。

試写会には川瀬美香監督も駆けつけ映画に込めた思いを述べました。


川瀬美香監督「伝えたいことというのは稜曄さんが特別な子ではなかった。どこにでもいる普通の子だった。そこに事件がおきたと。そういったことを我々は忘れないように」


平和へのメッセージが込められた「長崎の郵便配達」はことし8月5日から全国で公開されます。