まちなかでガラス作品の魅力を語りながら、実際にガラス工芸を体験するイベントが12日、富山市の松川べりで開かれました。

このイベントは、富山市のまちなかを流れる松川べりからガラス作品の文化的な魅力を発信していこうと初めて開かれたものです。

イベントでは、富山市ガラス美術館で2022年4月から館長を務める土田ルリ子さんによるトークショーが行われ、土田さんが、サントリー美術館に勤務していたころに手掛けたガラスの企画展について語りました。

このなかでは、圧倒的な富山の自然にはぐくまれ、丁寧な生活を送る県民の暮らしぶりやに感銘を受けたことや、そうした環境で培われたガラス工芸の魅力や可能性などが紹介されました。

トークショーのあとは、グループに分かれてガラスビーズの万華鏡づくりを体験しました。

参加者は富山ガラス工房の作家である古野伶奈さんの指導を受けながら、思い思いのパーツを選んで自分だけの万華鏡を制作しました。そして、自作の万華鏡をのぞき込みながら、きらきらと輝く不思議な光の世界を楽しんでいました。

イベントを開いた「月刊グッドラックとやま」と「富山市ガラス美術館」は、引き続き連携しながらまちなかの魅力発信に取り組んでいくということです。