新年最初の日本一を決める「ニューイヤー駅伝」の出場全41チームが12日に決定した。各地区で予選会が行われ、中部・北陸実業団駅伝では中部はトヨタ自動車が連覇を達成、北陸はYKKが32年連続で優勝、関西実業団対抗駅伝はNTT西日本が連覇、中国実業団対抗駅伝は中国電力が大会新記録で連覇した。

今月3日に行われた東日本実業団駅伝では15チーム、九州実業団毎日駅伝では8チームが決まっていた。今回もMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に出場した選手が所属するチームは特例措置により完走すれば順位に関係なくニューイヤー駅伝の出場権を獲得できる。

中部・北陸実業団駅伝では2区(8.3キロ)でトップに立ったトヨタ紡織は3区(12.2キロ)でMGCに出場した聞谷賢人(29)も好走でトップをキープした。しかし、最長区間の4区(15.5キロ)で今年のニューイヤー駅伝3位のトヨタ自動車・太田智樹(26)がトヨタ紡織を逆転。トップに立つと、6区(8.5キロ)では東京五輪マラソン代表の服部勇馬(29)がリードを守り切り、トヨタ自動車が連覇を達成した。北陸実業団駅伝はYKKが32連覇を達成し、ニューイヤー駅伝の出場を決めた。

関西実業団対抗駅伝はNTT西日本が逆転で連覇を達成、大阪ガスはMGC特例措置でニューイヤー出場を決めた。中国実業団対抗駅伝では中国電力が6区(19キロ)で菊地駿弥(25)が区間新記録の55分16秒の好走でトップを逆転。大会新記録の3時間59分55秒で連覇を達成した。


【ニューイヤー駅伝出場全41チーム】
■東日本(12チーム+特例措置3チーム)
・富士通・Honda・ロジスティード・SUBARU・ヤクルト・サンベルクス・Kao・コモディイイダ・プレス工業・埼玉医科大学グループ・富士山の銘水・NDソフト・コニカミノルタ・JR東日本・GMOインターネット

■中部(7チーム)
・トヨタ自動車、トヨタ紡織、愛三工業、愛知製鋼、中央発條、NTN、トーエネック

■北陸(1チーム)
・YKK

■関西(5チーム+特例措置1チーム)
・NTT西日本、SGホールディングス、住友電工、大塚製薬、大阪府警、大阪ガス

■中国(4チーム)
・中国電力、マツダ、中電工、JFEスチール

■九州(8チーム)
・黒崎播磨・旭化成・トヨタ自動車九州・九電工・安川電機・三菱重工・ひらまつ病院・西鉄