「死ぬ時は家族一緒に」ガザ市民の声をSNSで発信

SNSなどで現地の情報に触れ、反戦の声を上げる若者たちが、日本でも徐々に広がりを見せています。

京都の学生団体「SHIRORU(しろる)」。彼らはSNSを通じて、ガザ市民の悲痛な声を直接聞き、日本語に訳して紹介しています。

「13人の家族を亡くしました。この戦争において、なんの役割も担っていなければ、罪もないのに…」

「私たち家族はみんな一つの部屋で寝ます。そうすれば、死ぬ時はみんな一緒に死ぬことができるから」

なぜ、こうした活動を行っているのか。団体を立ち上げた斉藤さんは…

「SHIRORU」斉藤ゆずかさん
「“世界と自分がつながっている”という意識は若い世代の中には強くあるんじゃないかなと。鮮明な写真とか映像が、SNS上で出回るようになって、“戦争になったらどうする?”という会話がフィクションではなくなっている。知ったからには何かしないといけないんじゃないかって」

SNSで世界とつながり、その状況を“知る”ことで、いま起きている悲劇は、他人事ではなく自分事になっているといいます。

世界中で反戦の声を上げ始めた「Z世代」。若者たちの声は、これからの世界を変える力となるのでしょうか―
 
(「サンデーモーニング」2023年11月12日放送より)