■バドミントBWFワールドツアー 韓国マスターズ (11日、韓国・光州市)
バドミントン男子シングルスの元世界ランキング1位で現52位の桃田賢斗(29、NTT東日本)が国際大会2年ぶりの優勝に向け、決勝進出を決めた。桃田は準決勝で世界ランキング57位の雷蘭曦(25、中国)に21ー10、21ー19とストレート勝ち。12日の決勝は世界ランキング26位の渡邉航貴(24 BIPROGY)との日本勢同士の対戦となった。
桃田は初戦で敗退した8月のオーストラリア・オープン以来の国際試合の出場で、今大会は準決勝まで全てストレート勝利で勝ち上がった。3月のドイツ・オープンのベスト4が今年の最高成績となる。
桃田の第1ゲームは4ー4から6連続ポイントで突き放すと、そのまま危なげなく先取する。第2ゲームは一転、序盤は競り合うも5連続ポイントを奪われ一時、4ー9となるが5連続でポイントを奪い返す。その後も5連続ポイントで15ー10とリードを広げ、粘られる相手を振り切り競り勝った。
優勝すれば国際大会では21年11月のインドネシア・マスターズ以来となる。両者は7月のジャパン・オープンで対戦し、渡邉がゲームカウント2ー1(13ー21、21ー16、21ー13)で勝利した。
来年パリ五輪のバドミントン男子シングルスは各国最大2枠、選考レースは5月から始まっている。桃田は8月の世界選手権の出場権が獲得できず、9月の杭州アジア大会では団体メンバーに選ばれていたが腰痛で欠場、現在は日本勢で7番手となっている。桃田は初出場となった21年・東京五輪ではメダルを期待されながらも予選ラウンドで敗退した。
≪バドミントン男子シングルス 日本勢上位≫
世界ランキング
5位 奈良岡功大(22、日大)
13位 西本拳太(29、ジェイテクト)
16位 常山幹太(27、トナミ運輸)
26位 渡邉航貴(24、BIPROGY)
39位 大林拓真(24、トナミ運輸)
51位 田中湧士(24、NTT東日本)
52位 桃田賢斗(29、NTT東日本)














