よみがえったスティックさばき

元々外向的だった自分を少しずつ取り戻しました。6年前には視覚障害者の支援団体を立ち上げ、同じ境遇の人たちとの交流も図ります。

若山崇さん:
「家族に対していやなことを言った時期もあったが、トラヴィスとの生活の中ではあんなことが出来る、そんなことが出来るとか意外とやってみると出来た」

見事なスティックさばきもよみがえりました。学生時代に始めたドラムの演奏も再び楽しめるようになったのです。

飲食店でのランチも楽しみのひとつでした。もちろん、トラヴィスも一緒です。

若山崇さん:
「トラヴィスに限らず、盲導犬は決められたドッグフードしか食べないので、食べることに興味は示さない」

歩く楽しみ教えてくれたのはトラヴィス

別れの1週間前。若山さんは地元のラジオに出演しました。雨の中、聖火ランナーを務めたことを話しました