北方領土に拠点を置く、ロシアの旅行会社が極東ウラジオストクから北海道・小樽への旅客船の運航を始めました。

旅客船を運航するのは北方領土の色丹島に拠点をおく、ロシアの旅行会社「ボストークツアー」で、第一便は現地時間の10日午前、極東ウラジオストクを出港しました。

ボストークツアーは先月、ウラジオストクと石川県七尾市を結ぶ旅客船を一旦就航させたものの、日本側で否定的な声が出たため目的地を小樽に変更したということです。

JNNの取材に対し旅行会社は年末年始の休暇などで需要は見込めると語り、ウクライナ侵攻後、日本とロシアを結ぶ空の便などが運航を停止する中、定期便として運航継続を目指すとしています。

旅客船は週に一度のペースで往復し運賃は片道、日本円でおよそ11万円からとなっています。