東京・中央区の公園に「TOKYO」とデザインしたモニュメントを建てる計画に対し、一部から反対の声があがっていることについて、東京都の小池知事はモニュメントが「シンボリックな存在になる」として、建設に対する理解を求めました。

東京都は中央区の晴海ふ頭公園に「TOKYO」とデザインしたモニュメントを建てる計画を進めていて、先月16日から現地での工事を開始しています。

一方、横幅10.8メートル、奥行き6.8メートル、高さ3.5メートルの巨大モニュメントの建設におよそ1億6000万円の費用がかかることに対し、一部から計画に反対する声があがっています。

東京都 小池百合子知事
「東京港のシンボリックな存在となる、そこにモニュメントをつくるという計画でございます。様々なご意見もいただいておりますので、所管局には丁寧に説明をしていくように指示をしているところでございます」

小池知事はきょうの会見でこのように述べた上で、“世界の新興国の景色が似通ってきている”と指摘。

一見して「どこの都市なのかよく分からない」として、「TOKYO」とデザインしたモニュメントの建設に対し、理解を求めました。

都は今年度内の完成を目指し、工事を進める予定です。