エンゼルスの新監督に就任したロン・ワシントン監督(71)が日本時間16日、エンゼル・スタジアムで就任会見を行いました。

ミナシアンGMと共に会見場に現われたワシントン監督は「球団から多くの愛を受け取った。私は戻ってきた。選手やスタッフに会って仕事を始めるのが待ち切れない」と背番号「37」のユニホームに袖を通した。球場内会見場には報道陣以外にも選手、コーチ、球団関係者など100人以上が出席。M.モニアック(25)やP.サンドバル(27)など選手の姿もあった。

自身2度目のメジャー監督に就任、9年連続でプレーオフを逃しているチーム再建に向けて「準備をして春季キャンプを迎えたら“西地区”を獲ることに集中する、銀行に行って賭けてくれてもいい」と冗談を交えて意気込みを語った。

そして、FAの大谷については「ショウヘイ・オオタニを欲しくない人なんているだろうか?彼が戻ってくることをとても待ち望んでいる」とエンゼルス残留を熱望。「われわれはプロセスが終わるのを待たなければいけない。だが彼を欲しがらないチームなんてあるだろうか」と話した。

ワシントン新監督は、ダルビッシュ有(37、パドレス)が2012年にレンジャーズに入団した際の監督。1996年から2006年までアスレチックスで一塁コーチを務め、2007年にレンジャーズの監督に就任した。10年と11年には2年連続でワールドシリーズに導くなど経験豊富で、監督として通算664勝611敗の成績を収めている。2015年にアスレチックスのコーチに戻り、2017年から今季まで、ブレーブスでコーチを務めていた。