富山県黒部市で、福祉課の公用車が車検切れのまま39日間使われていたことが、黒部市の発表でわかりました。富山県内では、県や富山市でも車検切れの公用車を使用していたことが判明していて、ずさんな管理体制が浮き彫りとなっています。

黒部市によりますと、市民福祉部福祉課が所管する公用車1台について、車検期間が9月29日で満了していたにも関わらず11月7日までの39日間にわたってこの公用車を使用し続けていました。この間に車両事故は起こしていないということですが、黒部市は走行距離や使用回数などについては答えられないとしています。
車検切れになった理由について黒部市は、事業費の一部としてそれぞれの車両の車検費用を計上していて予算の執行段階で車検費用を見落としたとしています。発覚後、黒部市はこの車両の使用を中止し警察に報告、所有するすべての公用車の車検期間を調べ車検切れがなかったことを確認したということです。
2023年のあいだに、富山県内では、県や富山市でも車検切れの公用車を使用していたことが判明していて、ずさんな管理体制が浮き彫りとなっています。