日に日に冬の足音が近づく中、茅野市の公園では“ある動物が”冬支度の真っ最中です。
市街地の公園で野生を間近に観察できるのは全国的にも珍しいという、その姿を、探しに出かけました。
木々が色づく、茅野市運動公園。
長年観察を続けている橘田利幸(きったとしゆき)さんと五味英吉(ごみえいきち)さんに案内してもらい、その動物を探します。
五味英吉さん:
「見えるのがクルミの木。そこらへんのね」
しばらく歩くと、さっそく…
「あそこにいる!あれあれ!」
姿を見せたのは…野生のニホンリスです!
木の上にも…いました!
ふさふさのしっぽに、つぶらな瞳。
器用にクルミを持って、ごはんタイムです。
ニホンリスたちにとって、今はこれから迎える厳しい冬に向けて体力を蓄える時期で、たっぷり餌を食べます。
五味英吉さん:
「食べるか、巣を作る作業をしているかだいたいどっちかなんで。まぁ、昼寝もしますけどね!」
さらに、今の時期ならではのこんな光景も…
クルミをくわえてやってくると、落ち葉をかきわけ地面に穴掘り。
冬の間の食糧として、地面などにえさを隠しておく「貯食(ちょしょく)」と呼ばれる行動で、冬眠をしないニホンリスにとって、大事な冬支度です。
茅野市ニホンリスの会・橘田利幸さん:
「リスが四季を通して活動する内容が、ここでひとえにわかってしまうんです。そういう場所ってなかなかないもんですから、大事にしたい公園だなと」
橘田さんたち有志による『茅野市ニホンリスの会』は、この公園に住むリスたちを見守る活動を続けています。
45ヘクタールほどの園内には、20匹ほどのニホンリスが生息していて、市街地のすぐそばで野生を間近に観察できる環境は、全国的にも珍しいといいます。
それだけに、近くの道路にはこんな標識や…
歩道橋の下にリスが通るための専用の橋まで整備されています。
茅野市ニホンリスの会・五味英吉さん:
「クルミや栗を持ち帰らないようお願いしたいというのがひとつ。それとあと、リスに近づきすぎないように。マナーを守って楽しく見ていただきたい」
葉が落ちて木の上が見やすくなる今の時期は、観察のベストシーズン。
冬支度にいそしむかわいらしい姿を、探しに出かけてみてはいかがでしょうか?
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