首相「実感」強調も、国民には届かず
社会起業家の白井智子さんは会見で説明された減税政策について、
社会起業家 白井智子氏
「私なんかは個人事業主なので、すごく蚊帳の外感があります。インボイスで増税になることは確かなんですよ。税金は増えるんですけど、それもなんか増えるんだか減るんだかいろいろやりすぎてよくわからない。よくわからないというのが実感です。」
会見では記者からこんな質問が総理に投げかけられました。
記者「なぜ給付ではだめなのか?なぜ減税にこだわるのか?総理のご説明が多くの国民の腑に落ちていないのではないかと感じております。より分かりやすいメッセージで改めてその理由をお聞きしたいと思います」
「分かりやすいメッセージ」を求められた岸田総理。
その返答は時間にして3分20秒、文字にすると751文字という長いものでした。

恵俊彰
「『なぜ減税なんですか』って質問に対しては『賃金上がりますよ』と。『24年と25年には賃金が物価上昇よりも上がってきますから安心してください。来年だけがちょっと大変だからそこで減税をしますので、そうすると手取りの感覚で言うと減税、所得税それから住民税も引かれてるし給料もあがっているから、なんかやった、支えてもらってたという感じがでますよ』というお答えだった」