美作市議会の議長選挙を巡る贈賄事件で、市議会の政治倫理審査会が議会での辞職勧告を提案する報告書を議長に提出しました。

この事件は、美作市議の鈴木悦子議員が今年4月の議長選挙で、自分への投票を求めてほかの市議4人に20万円を渡そうとしたとして、今年9月に略式起訴され罰金100万円を納付していたものです。

この事件を受けて、市議会では9回目となる政治倫理審査会が開かれ、鈴木議員の辞職勧告を提案する報告書が山本雅彦議長に提出されました。

(美作市議会 山本雅彦議長)「(報告書の内容を)真摯に受け止めまして対応のほうを検討していきたい」

(政治倫理審査会 田村秀昭会長)「特に市民の皆様方に不信感を抱かせるような行為というのは許せることではないと判断した次第です」

提案は今後、議会運営委員会で協議され、12月の定例議会に辞職勧告決議案を提出するか判断するということです。