感覚過敏などが原因で、学校にほとんど通えなかった時期もありましたが、現在は毎日、クラスメートと机を並べて授業を受けていました。
「今は理解のある学校で毎日通えるようになったんですけど、学校側が受け入れる態勢をしてくれないと、なかなか通うのは難しいかなと思う」
彼女にはある目標があります。
「私が今までこうやって周りの人とか色々な人たちに助けてもらったので、今度は私が誰か『困っている人を助けたい』っていうのはずっと思っています」
【新潟大学大学院 教育実践学研究科 長澤正樹教授】
「『神経質だ』とか『気にしすぎじゃないか』とか、そういったような誤解を生むことがあるんですけど、そもそも人はそれぞれで感じ方は違うものなので、その違いを認めることは多様性を認めることにつながる」
苦手なことや、支援を受けて自分でできること、など…。
誰もが持っているそんな特性を理解して認め合うことが、社会全体として求められています。