ついに出会えた「見えない中、何かができるようになる喜び」

スポーツの経験がなかった大橋さんが、ランニングを始めたのは去年。気軽な気持ちからでした。

(大橋恵理さん)
「一番最初はダイエットです。『本当に走れるのかな?』という思いが強かったんですけど、10キロの大会を走って、ハーフを走って…」

「走る」ことの魅力を、知りました。

(大橋恵理さん)
「見えない中で、何かができるようになっていくことって、こんなに嬉しい、楽しいことなんだなと思って。もっと長い距離に挑戦したくなりました」

そして、フルマラソン初挑戦の舞台に「おかやまマラソン」を選んだのです。

走ってみたら「ガチランナー」だった大橋さん

伴走は、去年の秋からペアを組んでいる秋山さんです。

(秋山訓之さん)
「この1年で、あっという間にガチのランナーになりました。本当にアスリートですね。要求もアスリート風な…アスリート風じゃけえ」

走るからには「ガチで」挑みたいと、大橋さんはビブスを自らデザイン。2人をつなぐロープもプロランナーが使う本格的なものを用意しました。

(秋山訓之さん)
「はい、左90度行くよ。3、2、1、左90!」

目指すは4時間半。目標に向かい二人三脚で練習を続けています。