【石川県】
11月3日に行われたそのほかの2試合、石川、島根、4日に行われた栃木大会では、シード常連校が力を発揮しました。
石川では、19年連続出場を狙う日本航空石川が鶴来と対戦。日本航空石川は、開始2分、身長187センチ体重121キロの大型FW槙村紫勇選手のトライで先制すると、その後も力強い攻めでトライを積み重ねていきます。
鶴来も低く鋭いタックルを見せて懸命に食い下がりますが得点はPGによる3点のみ。日本航空石川が、前後半合わせて12トライを奪う猛攻で、19年連続19回目の花園出場を決めました。
【島根県】
島根では、石見智翠館が試合開始から合同チーム(出雲、松江高専、平田、大社)を圧倒。強豪相手に26年ぶりのトライを狙う相手に付け入るスキを与えません。前後半合わせて22トライを奪う圧勝劇。14年連続の3桁得点、148対0で33年連続33回目の全国高校ラグビー大会出場を決めました。
【栃木県】
栃木では、全国制覇も視野にいれる国学院栃木が圧倒的な戦いぶりを見せました。19年ぶりに決勝に進出してきた作新学院相手に、開始直後、FB狩野綴選手が先制のトライを奪うと、その後も攻撃の手を緩めません。前半だけで75得点、8人の選手を入れ替えた後半も12トライを奪う猛攻を見せます。
作新学院も、後半PGで3点を返すチャンスをつかみますが、中田和志選手のキックはわずかに外れて得点ならず。157対0、国学院栃木が栃木県予選決勝の最高得点で、24年連続29回目の花園出場を決めました。
「花園まで1か月と少し、しっかり全員で協力して、全員で考えて、全員で練習していきたい」と小倉光希矢主将が語った国学院栃木。万全の準備とともに花園に乗り込んできます。
【高校ラグビー地区大会結果】
▼11月2日
沖縄:名護 42―0 コザ
▼11月3日
長野:飯田OIDE長姫 28―24 飯田
富山:富山第一 51-10 合同(砺波、高岡第一、砺波工、龍谷富山)
石川:日本航空石川 82-3 鶴来
島根:石見智翠館 148―0 合同(出雲、松江高専、平田、大社)
▼11月4日
栃木:国学院栃木 157-0 作新学院














