聖地HANAZONOへ。11月にもかかわらず全国で25℃を超える夏日が続く中、年末年始に花園ラグビー場で行われる全国高校ラグビー大会を目指して、各地区で熱戦が繰り広げられています。11月2日から4日にかけては、季節外れの暑さに勝るとも劣らない『熱い戦い』。決勝戦が沖縄、長野、富山、石川、島根、栃木の各県で行われました。
【沖縄県】
11月2日(木)に行われた沖縄大会決勝は、名護とコザ、沖縄県の高校ラグビーをリードしてきたライバル対決。前半から2年連続の花園出場を狙う名護がペースをつかみます。
開始3分、FB宮里快一選手のトライで先制すると、8分と17分には、ウイング新里心惟選手がトライ。快速ウイングの決定力を生かした攻撃で得点を積み重ねていきます。屋部樹志主将が「ぶつかり合いで圧倒することできた」と語った名護。接点の攻防で上回ると、この後FWでもトライを追加。前半で35対0と大きくリードを奪います。
しかし後半に入るとコザも反撃。大きくボールを動かしてトライを狙います。それでも名護は集中したディフェンスで得点を許しませんでした。後半終了間際にも1トライを加えた名護。狙いどおりのシャットアウトで42対0の勝利。2年連続21回目の全国大会出場を決めました。
【長野県】
11月3日、長野県大会決勝は、飯田OIDE長姫と飯田の飯田勢対決。先に流れをつかんだのは、2013年の高校統合以来、初めての花園出場を目指す飯田OIDE長姫。前半5分、SO後藤慶伍選手のトライで先制すると、持ち味の展開ラグビーが機能。前半を21対7で折り返すと、後半10分にも後藤選手がトライを決めて28対7と大きくリードを奪います。
しかし、後半の20分過ぎから飯田が怒涛の反撃。前半でもトライにつながったモールを軸に次々とトライを重ねていきます。3つのトライで4点差まで迫りますが、反撃もここまで。28対24で飯田OIDE長姫が逃げ切って、統合してからは初めて、統合前の飯田長姫からは48年ぶりの県大会優勝を果たしました。














