― ファンの方にどんな姿を見てもらいたい?
「若い選手たちが元気を出して泥だらけになって練習している姿を見てもらいたいです。そして、キャンプにお越しいただけるファンの方は、キャンプそのものを楽しんでいただきたいなと思います」

青山高治 キャスター
新井監督の表情・言葉からこのキャンプを楽しみにしているっていうのが伝わります。

コメンテーター 福本成美 さん(プランナー)
来年に向けてみなさん若い方たちにチャンスがたくさんありそうな形が見えているので楽しみです。

青山高治 キャスター
伸びしろしかないメンバーが集まっているわけですから。

田村友里 キャスター
でも、レポートも書いてって、大学生の課題みたいな…

青山高治 キャスター
全員レポートを書いて、それに新井さんが目を通している。

田村友里 キャスター
でも全員に期待しているっていうのが、また新井監督の全員野球を体現している感じで期待できます。

青山高治 キャスター
本当に若手主体のキャンプになって、いつもとちょっと雰囲気が違うんじゃないかということで、現地にいるスポーツ部・松本清孝 ディレクターに聞いてみます。

松本清孝 ディレクター
今、ちょっと試合中なので、それなりに小さい声でしゃべりたいと思います。きょうの日南は、朝からよく晴れまして、昼は日差しも照っていて、28℃ぐらいまで上がったんですけど、ちょうど20分ぐらい前から広島と同じようにちょっと雨が降り始めています。

新井監督のインタビューで「レポート」が話題になっていましたけど、このレポートを出させるというのは、藤井彰人 ヘッドコーチの発案だったそうで、この秋キャンプは、選手のやりたいこと、自分がこうなりたいっていうことをとにかく一生懸命やってくれというメッセージだったそうです。

ということは、どうなるかというと、例えばバッターで今シーズン、ちょっと三振が多くて、ぼくは三振をしたくないという取り組みをしている選手は、例えば凡打ばっかりだったとしても、三振とか空振りとか見逃しがなければ、それを評価すると。菊地原毅 投手コーチに聞いたりすると、ピッチャーによっては球種を絞って、このキャンプに取り組むと。例えば球種がスライダー・ストレート・フォークというピッチャーがいたとして、この試合、フォークを使わずに何とか打者を抑えることをやってみるということを取り組んだりすると、そこで例えばヒットを打たれたとしても、そういう取り組みが成功していれば、首脳陣は評価するということらしいです。

わたしたちもふだん、キャンプを伝える際、ありがちなのが、ピッチャーが何回何失点だったとか、バッターが何打数何安打だったとか、そういうところだけじゃなくて、点を取られても、打てなくても、その裏にあるものを今回評価するということなので、ちょっとぼくたちも報道の仕方を考えないといけないですし、見ている方がたも、例えば3回5失点だったとしても、5打数0安打だったとしても、もしかしたらそこに何かつかんだかもしれないという見方をしてほしいと思います。