2023年1月、東京都内で通りすがりの女性にわいせつな行為をしたとして海上自衛隊大湊地方総監部は6日付けで30代の男性隊員を停職4ヶ月の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは大湊造修補給所に所属する30代の男性防衛技官です。海上自衛隊によりますと、この男性隊員は2023年1月14日の未明、東京都内の路上で通りすがりの女性の腰に手を回すなどのわいせつな行為をしたとして東京都の迷惑防止条例違反の疑いで警視庁に逮捕されていました。
この日、男性隊員は出張で東京都を訪れていて海上自衛隊の聞き取りに対し「酒に酔っていた。被害女性には不快な思いをさせご迷惑をおかけし誠に申し訳ない。今後は、二度とこのようなことがないよう深く反省しています。今回の事件に対しいかなる処分もうけるつもりです」などと話しているということです。
今回の懲戒処分について大湊造修補給所長の橋本剛一等海佐は「被害に遭われた方に対し、誠に申し訳なく思っております。また服務事案の防止について取り組んでいる中で、隊員がこのような規律違反を生起させたことについて重く受け止め、隊員に対する指導を徹底し、厳正な規律を保持させるようより一層の指導教育を行い、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
海上自衛隊大湊地方総監部では2023年度に入ってから隊員による不祥事が相次いでおり、今回で7件目となります。泉博之大湊地方総監は、これまでに幹部に対し、それぞれの部隊で規律の遵守を徹底するよう指示を出しているとしています。