連休初日の賑わいは、高知県西部の幡多(はた)地域でも!大月町と三原村では特産品を売り出すイベントが開かれ、大勢の人が訪れました。

大月町で開かれたのは「マグロまつりin大月町産業祭」。“町の魚”となっている「マグロ」を売り出し、食べつくそうというイベントです。
会場に用意されたのは、養殖本マグロおよそ400キロ!販売ブースでは、大トロ、中トロ、赤身、合わせておよそ700柵(さく)が用意され、長蛇の列ができる人気ぶりでした。

■訪れた人
「(マグロが)やっと買えました!汗をかきながら…。刺身で食べます!もちろん、きょうはお酒でいきたいと思います。」

会場では"マグロ丼”を食べることもでき、訪れた人たちは、おいしそうに味わっていました。
■訪れた人
「もっちりしておいしい」
「歯ごたえがあってトロっとしておいしい」

このほか、“龍ケ迫獅子舞(たつがさこししまい)”などの郷土芸能も披露され、大月町の魅力を満喫できるイベントとなりました。

一方、三原村で開かれたのは「三原村どぶろく農林文化祭」。通称"どぶろく祭り”です。
特区に指定されている米の生産者が醸造した「どぶろく」をメインに、特産品をPRするイベントです。今年は5軒の生産者が協力し、新たな加工場で造った"甘口”と"辛口”、2種類の「どぶろく」が用意されました。

■「どぶろく」を飲んだ男性
「どっちもうまい。口当たりはすっきりしています。辛いのは、やっぱり"辛い感じ”がして最高です」
■「どぶろく」を飲んだ女性
「おいしいです。飲みやすくて何杯でもいけます」

長い列ができていたのは…
■きな粉をまぶす女性
「『きなこパン』です。その中にちょっと塩味が効いて、揚げたては美味しいですよ」

学校の給食で出されていたという"きなこパン”。懐かしさもあってか、大人気でした。

イベントでは、三原小学校の児童たちが地域に伝わる「うちわ踊り」を披露したほか、三原村出身の写真家・野町和嘉(のまち・かずよし)さんの写真展も開かれ、訪れた人たちは、三原村の食と文化を存分に楽しんでいました。