酒気帯びの状態で車を運転した富山県警の20代の男性巡査が2日、書類送検されました。男性巡査は停職3か月の懲戒処分を受け依願退職しています。
富山県警監察官室によりますと、20代の男性巡査は10月6日、富山市内の知人宅近くの路上に車を停めたのち、タクシーで市内の飲食店へ移動して午後10時ごろから大学時代の知人と酒を飲みました。
その後、再びタクシーで知人宅に戻り、午前3時ごろまで酒を飲んで知人宅に宿泊しました。
翌朝10月7日の午前9時ごろに帰宅しようとしたところ、車に駐車違反の張り紙が張られていたため男性巡査は約2.4km、15分間にわたって車を運転し、富山市内の所轄の警察署に出頭しました。
その後、駐車違反にともない射水警察署の職員がすぐに男性巡査に事情を聞いたところ、男性巡査は目が充血するなどしていて、その場で検査した結果、規定以上のアルコールが検出されたということです。
男性巡査は「起床したときに酒が残っているかもしれないと思ったが、駐車違反をして早く出頭しなければと焦って飲酒運転をしてしまった」と話しているということです。
富山県警は11月2日付けで男性巡査を停職3か月の懲戒処分としました。これを受け、男性巡査は同じく11月2日付けで依願退職しました。
また、県警は2日、男性巡査を酒気帯び運転の疑いで富山地検に書類送検しています。