富山県警南砺警察署の男性署長を務める警視(50代)が酒に酔った状態で女性の体を触ったとして、県警は2日付けで警視を「本部長注意」としました。警視はこれを受けて依願退職しています。また、県警は射水警察署の男性巡査(20代)に関しても酒気帯び運転の疑いで調べを進めています。

県警によりますと、10月中旬、南砺署長を務めていた男性警視(50代)が県内での飲み会に参加した際、酒に酔って同席した県警の女性職員に対し、手を握ったり、頭をなでたということです。

飲み会の後、県警に被害の届け出があり、内部調査により発覚しました。男性警視は女性の体を触ったことを認めているということです。
県警はこの男性警視を11月2日付けで「本部長注意」としました。
男性警視は「女性職員や組織に迷惑をかけてしまい、大変申し訳なく思っている」と話しているということで、同じく11月2日付けで依願退職しました。

また、射水署の20代の男性巡査に関しては、10月上旬、富山市内で酒気帯び状態で車を運転した疑いが持たれています。

「騒音がする」と通報を受け警察官が現場に駆け付けたところ、男性巡査が友人とその友人の自宅で酒を飲んでいたということです。

現場には巡査の車があり、県警は状況を聞いたうえで飲酒検知するなどして、酒気帯び運転の疑いがあるとみています。富山県警監察官室は2つの事案について、「現時点でコメントすることはない」としています。
