「事実を矮小化」「時には虚偽」
「鯛は頭から腐るというが、頭だけ変えりゃ良いというものではない」
日大は第三者委員会に厳しい指摘をされました。
一体、何をしたのか。そして、どうすればいいのか。改めて整理します。
日大「時には虚偽」の“機能不全” 「信用失墜」93ページの糾弾
井上貴博キャスター:
沢田副学長、林理事長が信用を失墜させた最大の原因と言われているのが“空白の12日間”です。

7月6日:(沢田副学長)植物片を発見→大学内で保管
7月13日:(沢田副学長)林理事長に報告
7月18日:(林理事長)警察に報告
このように12日間のタイムラグがあります。
沢田副学長は会見のときこう話していました。
沢田副学長(8月8日の会見)
「明らかに大麻であるとははっきりとは分からなかった。大麻のカスなのかもしれないという風には思いました」

この点について、第三者委員会の報告書は「沢田副学長は大麻である可能性が極めて高いことを容易に認識できたであろう」としています。
その理由については、当該部員がビニール袋を専門用語の「パケ」と称していた。そして、「中身は悪いものだと思っている」とこの部員が話していたことなどを勘案すると、副学長は大麻を容易に認識できたであろうと結論づけています。
他にも、沢田副学長と林理事長の対立関係について、第三者委員会は「今のような状態を続けていたら、日大は再生できないと思います」としています。
