東北電力は、今年度第2四半期の決算を発表しました。経常利益は2191億円の黒字となり過去最高となりました。増収増益は4年ぶりです。

東北電力は31日、今年4月から9月までの業績を発表しました。それによりますと、売上高は、電気料金の値上げなどで去年の同じ時期に比べ481億円増え、1兆3878億円となりました。

また経常利益は、赤字だった去年に比べ3510億円増え、2191億円の黒字となり4年ぶりの増収増益になりました。上半期の経常利益としては過去最高です。

一方で東北電力の樋口康二郎社長は、災害のリスクなどを考えると楽観視できる状態ではないとの認識を示しています。

東北電力 樋口康二郎社長:
「予期せぬ自然災害の発生や近年の急激な燃料価格の変動リスクなどを考慮すると、電力の安定供給という観点から依然として厳しい財務状況にある」

通期の業績予想については、自己資本比率が落ち込んでいることや今後の燃料価格が不透明であることから据え置きとしました。