北信地方に住む50代の女性会社員は、架空投資で100万円余りの被害に遭いました。
50代の女性会社員:
「ちょっと投資に関心があって知っている経済評論家の方のサイトかインスタにアクセスしてって感じなんですけど」

するとある日、経済評論家のアシスタントを名乗る女性からLINEで投資を持ちかけるメッセージが届きました。
経済評論家のアシスタントを名乗る女性から届いたLINEのメッセージ:
「今は円安。物価も高騰しており、投資をしなければ生きていけない時代になっています」
続いて、複数人がやり取りする「グループLINE」に入るように指示されます。
50代の女性会社員:
「グループLINEですごく儲かってますというFXのやりとりがそこで行われていて」
「プラットフォームもすごいとこだねっていう感じだったので」
プラットフォームは、外国為替の取り引き「FX(エフエックス)」を行うインターネット上の「場」で、女性は指定された口座に10万円を入金。
送られてきたメッセージに従い取り引きをしたところ、利益が出たといいます。
相手はさらに高額の投資を促し女性は100万円を入金。
ただ、2回の入金先はいずれも個人の名義でした。
50代の女性会社員:
「プラットフォームでは20万円儲かって、これはすごいと思ったんですけど、ちょっと余りにおかしいと。で、検索したところ詐欺かもしれないと思って」

女性は取り引きをやめ、現金を引き出そうとしたところ「マネーロンダリングの疑いがあり、引き出すには保証金が必要」とのメッセージが送られてきただけでした。
消費生活センターなどに相談したところ、女性が取り引きしていたプラットフォームは金融庁の登録がなく、詐欺の疑いが高いことが判明しました。

50代の女性会社員:
「(詐欺が)こんなに巧みだなんて・・こんなに身近にある感じはしていなかった」
警察に被害届を出し、今後の捜査のためにと残してあるLINEにはいまも、保証金の支払いを求める犯罪グループからのメッセージが届いています。














