暮らしの中で日々、時間を費やしている名もなき家事の数々。青森県で命名された「献立地獄」にSNSなどで共感の声が寄せられています。
■「気付いて欲しい家事」に名前を 共感の声続々!
街で聞きました!はっきりとした名前はないけど欠かせないちょっとした家事といえば・・・
「排水溝にある髪の毛をいつもとっているのは私」
「ポストの中の郵便物をいつもチェックする」

そんな認識されづらい「名前のない家事」を青森県は「あなたに気づいてほしい家事」として、県民からネーミングなどを募集。チラシや動画を作成し、話題となっています。
例えば、毎日の献立を考えることは、「献立地獄」と命名。
街でも共感の声が・・・
「聞いても何でもいいって言われるので。毎日のことが大変」
「なんも意見を言わないのは・・・なし!」
気づいてほしい家事は、ほかにも・・・

洗濯の前にポケットをチェックする作業は、「ポケットからっぽ」とネーミングされました。
続いては、「個人情報マモルンジャー」。どんな家事かというと・・・?

宅配のダンボールなどを捨てるときに、個人情報が漏れないようにラベルを全部はがしてから捨てるという作業です。
青森県が今回、家事にスポットをあてた背景には「夫婦間の格差」があります。
青森県 青少年・男女共同参画課 奈良岡貴史 主幹
「青森県の場合、夫が家事に参画する時間が1日17分、妻が1日177分という結果が出ています。思いやりの気持ちを持って、家事について話し合っていただければ」
7月には公共施設やスーパーに、啓発ポスターを掲示する予定だということです。