関東甲信地方で“史上最速”の梅雨明けとなりました。連日の猛暑によって野菜の生育に影響が出るなど、農業を営む人からは懸念が広がっています。

■関東甲信で最も早い梅雨明け 野菜の育成にピンチ・・・


6月27日、気象庁は関東甲信・東海・九州南部の梅雨明けを発表しました。関東甲信地方は1951年の観測開始以来、最も早い梅雨明けとなりました。


東京は27日も、35℃を超え3日連続の猛暑日となりました。

6月25日、38℃まで気温が上がった埼玉県・秩父市。27日も36℃を超え猛暑日に・・・

この連日の猛暑に悲鳴を上げているのは、秩父で『ちちぶ丸山農園』を営んでいる丸山貴吾さん。日々熱中症対策で早朝5時半から収穫を始めていますが、育てているキュウリが大打撃を受けているといいます。

『ちちぶ丸山農園』丸山貴吾副代表
「気温が高かったり、湿度がどんどん高くなってくると、『かっぱん病』という病気がどんどん入ってきてしまって。きゅうり自体を弱らせてしまう」


さらに、暑さのストレスで大きく曲がってしまったり、暑さのせいで大きく育ちすぎてしまうといいます。


そして、トマトも大きな被害を受けています。ビニールハウスの内側の温度を4℃ほど下げる効果があるというフィルムを使っていますが、この異常な暑さに効果があまりないといいます。

丸山さん
「もう日焼けで駄目なんです。触ると柔らかいんですよ」


ーーどれぐらい減収になりそうですか?

丸山さん
「15万~20万くらいは・・・」

一方、今年最高の37.1℃を記録した埼玉県・所沢市。ほうれん草農家の清水翔一さんは、突然の梅雨明けに戸惑いを隠せません。

ほうれん草農家 清水翔一さん
「梅雨の時期だと伸びが早くて収穫がうまくいく品種をまいているんですけど、梅雨が明けてしまったということで。この品種がうまく採れるかどうかもわからなくて」

梅雨に強いほうれん草の品種を植えたのですが、日焼けカバーなどの様々な対処をしたものの、この猛暑でうまく育っていないといいます。

ほうれん草農家 清水さん
「暑さで打たれちゃって。いくら涼しくなっても、(葉が)起きなくなってしまう」


さらに心配なのが、今年本格的に栽培を始めた枝豆です。


ほうれん草農家 清水さん
「6月からこの暑さとなると、これから先の、7月8月のどれぐらい雨が降るか心配になってくる」