10月31日はハロウィーンということで各地でイベントが開かれていますが、注目の最先端技術を使ったユニークなハロウィーンを体験してきました。

牛田アナ「お~!あたり一面ハロウィーンの世界になりましたよ!奥の方にカボチャのオバケだったり私の周りに小さなコウモリがいっぱい飛んでいます!ちょっと不気味な感じですがこれがMRの世界なんですね」

ゴーグルをつけると会場がハロウィーンの世界に

金沢市のマイクロソフトベース金沢で30日から始まったこちらのイベント。MR=複合現実のシステムが搭載された専用のゴーグルを装着すると、会場がモンスターだらけの「ハロウィーンタウン」に早変わりします。

仮想空間のコウモリに“触れる” 実在しないものを操るMR技術

システムサポート総務部 坂井裕さん「VRの場合はコントローラーで動くが、MRの場合は自分の体を使って移動もできるし手を使って触ることも出来る」

坂井さん「そのコウモリは触ることができます」
牛田アナ「うわ!大きくなった!」
坂井さん「両手で捕まえると大きさが変えられる。片手で捕まえると向きを変えられる」

仮想空間のコウモリに触ると大きさや向きを変えられる

MR技術の特徴のひとつが仮想空間の物体に触ったり、操作したりできること。

コウモリやオバケを触って封印を解いたり、宝箱を開けたりしながらモンスターに支配された世界を救うストーリーを楽しめます。

牛田アナ「ちょっと色が違うぞ…人間が出てきた!」
坂井さん「一応ドラキュラになります」
牛田アナ「ドラキュラなんだこれ!!」

仮想空間にドラキュラが出現!

さらに!
なんと声にも反応するということで‥‥

牛田アナ「声も認識してもらえるんですか?」
坂井さん「MRの器械はちゃんと声も聴いています」
牛田アナ「モンスターを倒すのはハロウィーンに欠かせないあのフレーズですね…トリックオアトリート!!!」
坂井さん「かぼちゃが苦しみだして…」
牛田「おお~~!割れた!」

「声」も認識しモンスターを撃退

複合現実=「MR」は目の前に見える現実世界と仮想世界を組み合わせ、実在しないものをあたかも実在するように自由な位置や角度から体感できる技術です。

現実世界を遮断してすべてがバーチャルな仮想現実=「VR」
現実風景に情報を重ねて見せる拡張現実=「AR」
とともに、様々な分野での活用が期待されています。

マイクロソフトベース金沢の長谷川渡支配人は「全員同じゴーグルをかけたとして同じものを見ることができる。色々な人が同じものをバーチャル空間で共有することができる。エンターテインメントだけではなくて教育の分野とか医療分野、観光とか幅広いところでの活用が期待されている」と、MRの可能性について話しました。

様々な分野から熱視線が注がれるMRの技術。
イベントはポルテ金沢地下のマイクロソフトベース金沢で31日も開かれます。