自民党の茂木幹事長は30日、安定的な皇位継承策などについて議論するため、党内に総裁直属の新しい組織を設置すると表明しました。

自民・茂木幹事長
「(安定的な皇位継承などを議論する)総裁直属の79条機関の新たな組織を立ち上げることに致しました」

茂木幹事長は、「安定的な皇位継承を確保していくことは、国家の基本に関わる極めて重要な課題」との認識を示したうえで、総裁直属の新たな組織を自民党内に立ち上げると表明しました。

岸田総理は新組織を設置した理由について、安定的な皇位継承をめぐる議論が国会で進んでこなかったと指摘し、「自民党として、このテーマは喫緊の重要な課題であることから、議論に貢献することを形として示すためだ」と強調しています。

自民党は皇室の系統の正当性や継承の安定性などについて党内での議論を深め、最終的には、国会での議論の進展、集約に繋げていきたい考えです。