検察「卑劣で悪質な犯行」弁護側「目撃者の証言は信用性低い」
30日に福島地裁で開かれた裁判では、五ノ井さんが意見陳述を行い、裁判長に「夢や希望を持っている人たちが同じような被害に遭わないために、厳しく正しい判決をしてほしい」と訴えました。
そして検察は、五ノ井さんに性的羞恥心を与えた卑劣で悪質な犯行で、「宴会で笑いをとるため」といった自己中心的な行為で非難の程度は大きいなどとし、3人にそれぞれ懲役2年を求刑しました。
一方、弁護側は「目撃者の証言は上書きされた曖昧な記憶に基づくもので信用性が低い」、「去年の謝罪は、事件から幕引きを図ろうとする自衛隊の現れで、被告3人の真意ではない」などとして、それぞれ無罪を主張しました。