元陸上自衛官の五ノ井里奈さんに対して、わいせつな行為をしたとされる元同僚の被告3人の裁判が30日、福島地裁で開かれ、検察は、3人にそれぞれ懲役2年を求刑しました。
強制わいせつの罪に問われているのは、福島県の陸上自衛隊郡山駐屯地に所属していた元陸上自衛官の被告の男3人です。
起訴状によりますと、3人はおととし8月、北海道の演習場で当時同僚だった五ノ井里奈さんに格闘技をかけてベッドに倒し、覆いかぶさって下半身を押しつけるなど、わいせつな行為をしたとされています。3人は、6月の初公判でベッドに倒したことは認めたものの、下半身を接触させたことについては否認し「わいせつ行為には当たらない」として無罪を主張していました。