「やめたいのにやめられない」。ギャンブル依存症に悩む人が大分県内でも増加傾向と言われています。当事者の思いや回復につながる一歩を取材しました。
ギャンブル依存症で離婚 その後も子どもに嘘をついて…
(ギャンブル依存症を経験したももさん 50代・仮名)「一番最初は20代の時です。付き合っていた人がパチンコをしていたので、軽い気持ちでパチンコを覚えたが、遊びの範囲だと思っていたことが借金をするようになって」

県内に住む、ももさんは遊びのつもりだったギャンブルに徐々にはまっていき、気づけば150万円の借金を抱えるほどになり、離婚のきっかけにもなりました。
(ギャンブル依存症を経験したももさん)「離婚した後でも子どもに嘘をついてまでも行くようになったりというのが続いて、だんだん心が苦しくなるし、誰か止めさせてじゃないけど、誰か止めてくれという感覚に陥ってきた」
こうした症状はギャンブル依存症であり、治療が必要な病気であるといいます。
(竹下粧子クリニック・竹下粧子院長)「脳に変化が起きているということが今はもう分かってきています。ギャンブルに自分が支配されてしまって、ご本人の力だけでは対応していくことは難しくなってしまったりということがあります」
県内でも増加傾向にあるとみられるギャンブル依存症。回復のカギとなるのはー