パレスチナ自治区ガザで地上作戦を拡大させているイスラエル軍は29日夜、イスラム組織ハマスの指揮官ら数十人を殺害したと発表しました。イスラエル南部アシュケロンから報告です。
現地は午前4時半をすぎたところですが、いまも時折、イスラエル軍の戦闘機と思われるジェット音が聞こえ、ガザ地区への攻撃が続けられているものとみられます。
イスラエル軍は29日夜、地上部隊による作戦を拡大させているとし、指揮官を含むハマスの戦闘員数十人を殺害したと主張しました。一方、ハマス側もイスラエル軍の軍用車両を対戦車ミサイルで攻撃したとする映像を公開していて、地上での戦闘は激化しているものとみられます。ガザの保健当局によると、戦闘が始まって以降の死者は8000人を超えたということです。
こうした中、ガザで救護活動を続けるパレスチナ赤新月社は29日、北部にあるアルクッズ病院にイスラエル当局から、直ちに退避するよう警告があったと発表しました。病院には数百人の患者のほか、退避者およそ1万4000人が身を寄せているとされていますが、すでに周辺では空爆が続いているということです。
一方、国連機関によるとガザ南部では28日、支援物資などを保管していた倉庫などに数千人の住民が侵入し、物資を奪ったということで、治安状況のさらなる悪化も懸念されています。
イスラエル側は現在の作戦について「本格的な地上侵攻」とは明言していませんが、作戦が市街地にも及ぶことになれば、被害の拡大は避けられません。
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