世界が固唾を飲んで見守る中、目前と言われる、イスラエル軍による地上侵攻。その時、ガザで何が起きるのでしょうか。

前回の地上侵攻から見る、地上戦の実態とは

10月23日、イスラエル軍は、今月7日のハマスによる攻撃の様子を記録したとする映像を公開。

ハマスの戦闘員が体につけた小型カメラには民家を襲撃する様子が。

またドライブレコーダーは、戦闘員が手りゅう弾を家の中に投げ込む姿をとらえています。

ハマス掃討に向け、間近に迫るといわれるガザへの地上侵攻。

イスラエル軍報道官
「全てのレベルで圧倒的な力を使って行動する

すでにイスラエル軍は限定的な地上作戦を実施していますが、今後、本格的な地上侵攻が起きた場合、一体どうなるのでしょうか。

イスラエル軍がガザ地区に最後に地上侵攻したのは、2014年にさかのぼります。

長さは500キロ。迎え撃つハマスの地下トンネルとは

対するパレスチナ側は、ガザの地下に縦横無尽に掘ったトンネルで応戦。総延長は500キロに達し、「ガザのメトロ」とも呼ばれます。

幅1メートルに満たない狭い通路の壁にはロケット弾とみられる武器が保管され、ここからハマスによるゲリラ戦が仕掛けられます。

またそこには、ハマスの司令部や幹部が身を潜めているとされ、その破壊には、人口が密集する市街地での激しい戦闘が伴います。