■フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023 カナダ大会(日本時間29日、バンクーバー)

グランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダの女子シングルフリー(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(23・シスメックス)がフリーも貫録の演技を披露し、合計226.13点の今季世界最高得点で優勝した。

日本勢はSP3位の松生理乃(19・中京大)は198.62点で3位、SP7位の渡辺倫果(21・TOKIOインカラミ)は182.08点の6位でひとつ順位を上げた。

最終滑走の坂本は、ダイナミックなダブルアクセル(2回転半)を決めると、3回転ルッツ、3回転サルコウも降りて勢いに乗る。基礎点が1.1倍になる後半は3回転フリップー3回転トウループのコンビネーションを決めるなど、ジャンプは全て着氷した。フリーの得点は151.00の好得点で合計点とともに、今季世界最高をマーク。2位のキム・チェヨン(16・韓国)に25点近い差をつけて優勝した。

世界選手権2連覇中の坂本は、海外開催(NHK杯以外)でのGPシリーズ制覇は昨季のスケートアメリカに続き、今大会で2度目。初のファイナル頂点に向けて好スタートを切った。次戦は第5戦のフィンランド大会にエントリーしている。

【女子シングル結果】
1位)坂本花織 計226.13点(SP75.13、FS151.00)
2位)キム・チェヨン 計201.15点(SP70.31、FS130.84)
3位)松生理乃 計198.62点(SP66.29、FS132.33)
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6位)渡辺倫果 計182.08点(SP57.52、FS124.56)