数多くのオリンピック選手を輩出した野沢温泉スキークラブが創立100周年を迎え、節目を祝うイベントが村内で開かれています。

野沢温泉村のシンボル・大湯前の広場には27日夜、6軒の屋台村ができ、村民やスキークラブの関係者でにぎわいました。

野沢温泉スキークラブは、明治末期に県内にスキーが伝わって以降、スキー客が増えたことを踏まえて、スキーの普及や受け入れ態勢を整えようと1923年12月8日に発足。

アルベールビル五輪のノルディック複合団体で金メダルを獲得した河野孝典(こうの・たかのり)さんなど、16人のオリンピック選手を送り出しています。

会場には、クラブ発足からこれまでの歩みを示す写真なども展示され、訪れた人たちが昔話に花を咲かせていました。

野沢温泉スキークラブ富井修(とみい・おさむ)会長「本当に(当時は)邪魔ものだった雪を味方につけて、ここまで発展できた。16人(五輪選手が)出て、2人はメダリストになったので良かった」

野沢温泉スキークラブでは、29日(日)まで3日間、夕方6時から100周年を祝うイベントを開催するほか、最終日の29日午後には、記念式典も開く予定です。