県警察本部は10月27日、飲酒運転で事故を起こした60代の警察職員を懲戒免職処分にしたと発表しました。

警察によりますと、飲酒運転で事故を起こしたのは沖縄警察署の交番相談員として勤務していた60代の職員です。

この職員は10月1日夕方ごろから自宅で酒を飲み、酔っていたにも関わらず、乗用車を運転し、午後8時ごろ、うるま市内のコンビニエンスストアの駐車場で停車中の乗用車に接触しましたが、事故を警察に通報せずにそのまま自宅に戻りました。

その後、ぶつけられた乗用車の運転手から通報を受けた警察が職員の乗用車を割り出し、事故からおよそ1時間半後に職員の自宅を訪れたところ飲酒運転を認めたということです。当初「ぶつけた認識はなかった」と話していましたが車の傷を確認したあと、事故を起こしたことも認めたということです。

職員の呼気からは基準値のおよそ6倍のアルコールが検出されていて、警察は職員を酒気帯び運転など道路交通法違反の疑いで10月25日に書類送検したうえで、27日付けで懲戒免職にしました。

県警察本部の壱岐恭秀警務部長は「県民の皆様の信用を大きく損ねたことを深くお詫び申し上げます。再発防止を図り、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。