「組織に必要とされていないと…拳銃を使って…」

真室川駐在所

事件が起きた2023年4月27日、男性は近隣の駐在所勤務員の飲み会に参加しました。飲み会には、男性と真室川駐在所長の警部補、巡査らが参加しました。男性はビールや焼酎のソーダ割りなどを飲んだといいます。

飲み会で男性は同席した警部補に対し、警備部門に勤務したいと話しましたが、「家庭との両立が難しく大変だからやめておいた方がよい。鑑識を1年で辞めたのに、どこに行っても続くはずがない」などと厳しく返されたことにショックを受け、組織の中で自分はいらない存在ではないかと、気分が沈みこんでいったということです。

帰宅すると男性は、「このまま退職まで希望しない部署で仕事をしなければならないのか。拳銃を使って死ねば、このようなことを考えなくて済むのではないか。自殺でもしてみようかな」などと考えるように。翌日の業務の準備をしている最中、男性の目に拳銃の入った保管庫が飛び込んできました。

そして拳銃保管庫から拳銃を取り出したということです。