気象庁は6月27日、九州南部、東海、関東甲信の梅雨明けを発表。関東甲信地方は、1951年の観測開始以来、最も早い梅雨明けとなったうえ、梅雨の期間も21日間と最も短くなりました。
各地で猛暑日が予想される中、心配されるのが「水不足」です。四国では、すでに取水制限を行っているダムも出始めています。電気に加え、水も不足する事態になってしまうのでしょうか?気象予報士の森さんに聞きます。

■降水量が“非常に少ない”今年の梅雨

関東地方で梅雨入りが発表されたのは6月6日。そこからわずか21日での梅雨明け発表となりました。6月7日から26日までの降水量は、平年に比べ東日本から西日本にかけて非常に少なくなっています。

気象予報士 森朗氏:
東京は、梅雨入りした6月6日に43ミリまとめて雨が降ってますから、梅雨期間の降水量としては60ミリぐらいあるんですけど、それでもこれまでで一番少ない(平年比13%)。西日本でも20%台や10%台で非常に雨が少ない。

■すでに“枯渇”状態のダムも

西日本のダムの貯水率(6月27日午前9時時点)
▼油木ダム(福岡) 15.8%
▼石手川ダム(愛媛)67.5% 取水制限
▼早明浦ダム(高知)34.9% 取水制限
▼湯原ダム(岡山) 20.1%
▼旭川ダム(岡山) 57.6%

森氏:
四国ではかなり水が減っていまして、取水制限が行われているところもある。福岡や岡山などでも貯水率が低くなってるという状態です。

岡山県では、湯原ダムと旭川ダムの2つのダムを合わせた貯水率が、6月24日時点で35.6%。枯渇の目安である40%を既に下回り、すでに“枯渇”している状態に。7月4日から農業用水を30%、水道用水を10%カットするなどの『取水制限』が予定されています。

岡山河川事務所 担当者:
「今後調整を行わなければ、7月下旬には貯水量がゼロになる可能性も。水資源には限りがあるので、節水に取り組んでほしい」

愛媛県松山市の石手川ダムでは貯水率が68.9%(6月22日午前0時時点)と、一見、貯水率は高く見えるものの平年を21ポイント下回っており、既に6月22日から水道から出る水の量を減らす『減圧給水』を行っています。

恵俊彰:
今年の夏はいろんなことに我慢しないといけなくなりそうですね。物価高、電気代も上がる。そして水がないと。

森氏:
この後の雨に期待、というところもあるんですけど、今の状態でいくと雨が降る予想も出ていませんので。