優れた嗅覚を生かし事件の捜査や行方不明者の捜索で活躍する警察犬の審査会が27日、岩手県盛岡市で開かれました。

この審査会は来年活動する「嘱託警察犬」を決めるもので、候補犬の4頭を含む26頭と指導手18人が参加しました。シェパードやラブラドルレトリバーなどの警察犬が捜査や捜索の現場を想定した審査に臨みました。形跡を追う「足跡追及」では、犯人役の警察官が歩いた経路を匂いを頼りに正確に追っていました。今年9月末現在、岩手県内で警察犬が出動した件数は27件で、内訳は行方不明者捜索が22件、事件が5件となっています。審査会に合格した犬は来年1月から1年間、県警の嘱託警察犬として活動します。